三重県の高校入試:出題傾向分析(H29後期)

平成29年度の入試問題も例年と大きな違いはありませんでした。

一番話題になったことは、「英語が難しくなった」ということでしょうか。

合格者の平均点が5教科の中で一番低くなりました。

生徒の感想として「リスニング音声の読み上げ速度が速くなった」との声がよく聞かれました。

実際のところ、どの位の速さだったのかわかりませんが、生徒は昨年までと勝手が違って、かなり戸惑ったようです。

英作文も6題中の後半3題が難しくなりました。

ここ何年か「英語の問題が易しいのではないか」「もう少し難しくすべきではないか」、ということがよく話題になっていました。

そういった声に対する対応が、少しですが実現したのではないかと思います。

ただ、今回の傾向は、リスニングが速くなったとか、作文が少し複雑になったとか、の程度です。

全体としての構成や出題形式、配点は変わっていないので、さらに改善を進めてもらいたいと思います。

国語の作文も「季節を感じるとき」というテーマで、全く予想外の出題でした。

生徒のみなさんは、練習してきたパターンと違っていたので、こちらも戸惑われたことと思います。

あとは、理科も社会も数学も例年と同じパターンで、難易度も例年並みの感じでした。

全体の平均点は、英語の難化によって、昨年よりも低くなると予想していましたが、公表されたデータでは、ほんの少しですが上昇していました。

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