
別紙1の物語文は『さくらいろの季節』蒼沼用人著でした。
小学生の「めぐみ」と幼なじみで親友の「優希」の2人が登場します。
優希から、父親の転勤のためにイギリスの学校に転校することになった、と告げられた翌日の朝、教室に入るところから話が始まります。
(二)はいつものように接しようと心に決めて教室に入ると、心配していたこと反して、優希が「さわやか」な笑顔をしていたという場面です。
(三)は本文中の、「ほんとに信じられない」の「られ」(可能)と同じ用法・働きのものを選ぶ問題です。
ア.「助けられる」は受け身、イ.「起きられる」は可能、ウ.「感じられる」は自発、エ.「先生が出られる」は尊敬です。
(四)は、優希がめぐみにお願いしたことはどのようなことか、優希がめぐみにお願いした理由に触れて、45字以上55字以内で書く問題です。
優希のセリフの中から、「わたしの前では泣かないでほしい」「めぐみが泣いたら、わたしもぜったい泣いちゃうと思う」「そうなったらもう、イギリスに行けなくなる気がする」を取りあげます。
「 めぐみが泣くとわたしも泣いてしまい、イギリスに行けなくなる気がするから、わたしの前で泣かないこと」
(五) は、めぐみは優希のどのような行動から、どのような強さを感じ取ってそう思ったのか、を50字以上60字以内で書く問題です。
下段中央あたりの『ふたば書房』の洋書コーナーでの場面で、「独学で英語の勉強を続けていたのだという」「優希はさびしさを受けとめた上で、ちゃんと未来を見ている」「前に、進もうとしている」を取りあげます。
「独学で英語の勉強を続けていたことから、さびしさを受けとめた上で、ちゃんと未来を見て、前に、進もうとする」(強さを感じ取った。)

別紙2の論説文は『知の体力』永田和宏著でした。
「読書をすること、あるいは学問をすることの意味とは何なのだろうか」「これまで知らなかった知識を得ること、という答えだけでは十分ではないだろう」から始まり、「勉強や読書は、自分では持ち得ない〈他の時間〉を持つということでもある」「過去の多くの時間に出会うということでもある」で締めくくられています。
(一)第2段落2行目の「しかし」に着目し、その後ろの「端的に言って、自分がそれまで何も知らない存在であったことを初めて知る、そこに〈意味〉があるのだと思う。」を取りあげる。
自分がそれまで何も知らない存在であったことを初めて知る(こと。)
(二)本文中の「確かに新しい知識が自分のものとなる。」の「確かに」は形容動詞の連体形
ウ.「直ちに」出発するは副詞
エ.「実に」おもし形容動詞の連用形。
ア.「大きな」意味は連体詞
イ.「静かな」環境は形容動詞の連体形
ウ.「直ちに」出発するは副詞
エ.「実に」おもしろいは副詞
(四)「学ぶということの最初の経験」の具体的な例を60字以上70字以内で書く問題。
傍線部を含む段落の冒頭部の
「保育園や幼稚園に行くようになって、同じような年齢層の〈他者〉に初めて出会うことになる。ここで〈他者〉を知ることが、すなわち自分という存在を意識する最初の経験となるのだろう。」とその後の
「〈他者〉を知ることによって初めて〈自己〉というものへの意識が芽生える。」に着目します。
保育園や幼稚園に行くようになって、同じような年齢層の〈他者〉に出会い、〈他者〉を知ることによって〈自己〉への意識が芽生えること。


(一) ①④の「申しける」は謙譲語、③の「のたまふ」は尊敬語なので、①②④の主語は「ある人」、③の主語は「一休」と判断する。


(一) A、Bは「挨拶の一部」、Cは「中学校の日課」、Dは「勉強について」の説明になっている。
大問6「買い物をしたときにレジ袋を利用することについて」
まいかさん「レジ袋などが海の環境を汚染している」=否定的
えいじさん「レジ袋が利用できないと不便なときもある」=肯定的
2人の意見を参考にして、考えや意見と、その根拠を明確にして書く。
身近な体験を題材にすると書きやすい。
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